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【最新版】「LINE公式アカウント」と「LINE@」の違いとは?
2014年8月に申込件数が10万件を突破したLINE@。2012年12月にサービスをリリースしてから、まだ1年と数ヶ月で飲食店やアパレル、美容関係の企業で導入が増えており、一般消費者にとっても「LINE@」の存在が徐々に馴染みつつあります。
多くの企業から「LINE公式アカウントとは何が違うの?」という質問の声が寄せられたので、この機会に簡単にまとめてみましたので、これからLINE@の導入検討をされている企業の方は参考にして頂ければと思います。
<見出し>
- 【違い①】公式アカウントとLINE@では価格がかなり違う!
- 【違い②】スポンサードスタンプの配信ができないLINE@
- 【違い③】基本サービスはほぼ一緒?
- まとめ
【違い①】公式アカウントとLINE@では価格がかなり違う!
LINE公式アカウントとLINE@で最も違う点は費用です。
※金額は2015年1月末時点
公式アカウントを初めて登録するのに必要な初期費用は、推奨されている12週間のプランで1,000万円(4週間なら800万円)もの莫大な費用が発生します。月額費用も250万円以上(友達数によって変動)するだけに、とても中小・零細企業にとっては手が届かないプロモーションです。
対して、LINE@に関しては、登録は無料です。月額固定費用の無料プランと有料プランの違いは、1ヶ月に配信できるメッセージ数の違いです。無料プランでは、月1,000通のメッセージの配信が可能で、有料プランでは制限無くメッセージを配信することができます。(2014年12月までは、無料プランは月1回までの配信でした。)
公式アカウントは、プロモーション費用に予算が充てられるナショナルクライアント向けであるのに対して、LINE@はローカルビジネス向けのサービスです。広告予算が無くても始められるだけに、街の飲食店やマッサージや整体、病院など、登録店舗数を伸ばしていて、2014年9月には登録数が10万件を突破し、今もなお増え続けています。
【違い②】スポンサードスタンプの配信ができないLINE@
機能面での大きな違いは、LINE公式アカウントにはプロモーションツールのひとつである「スポンサードスタンプ」という広告商品があります。日清食品株式会社が発売するチキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」や、ソフトバンクモバイル株式会社の「白戸家のお父さん」のように、テレビやCMなどでお馴染みのキャラクターをスタンプ化し、LINEユーザーに無料で配布することで、キャラクターの認知だけでなく企業のブランディングに役立ててもらうというサービスです。これを「スポンサードスタンプ」と言い、数多くの企業がプロモーション活動の一つとして活用しています。
スタンプを活用した広告プロモーションによって、公式アカウントの友達数を増やすだけでなく、キャラクター認知や、企業のブランディング醸成として活用されています。
対して、LINE@ではこのスポンサードスタンプの配信ができません。LINE@の友達数を増加させるためには、企業は自力で友達を増やしていかなければならないのが公式アカウントとの大きな違いです。
LINE@に登録してもらうのと引き換えに、来店してくれたお客様に割引クーポンを発行させるなど、リアル店舗への集客ツールとしてLINE@を活用するには企業側の工夫が必要不可欠です。これからLINE@を活用した集客プロモーションを検討している企業にとっては、まずは友達数をどうやって増やして、コミュニケーションの場としてLINE@を活用するのかを考えるのが重要になってきます。
【違い③】基本サービスはほぼ一緒?
「価格やスポンサードスタンプとの連携ができないことは分かったけど、機能面で何が違って、何ができないの?」と思われる方も多いかと思いますが、実際のところ公式アカウントとLINE@では、基本的なサービス等はほどんど変わりがありません。
LINE公式アカウント、LINE@ともに下記の機能は共通で使用できます。
- プッシュ通知による即時性のあるメッセージ配信
- LINEお店トーク
- PRページの作成
- LINEお店ページの作成
- 友だち数の推移などを知ることができる統計データ解析
- コメントやスタンプを使ったホーム上での友だちとの相互コミュニケーション
- 友だち追加用の「QRコード」「友だち追加ボタン」の発行
他にも細かなプロフィール写真やひとことの設定、自動返信メッセージの登録機能など共通で使用できるものは多くあります。
LINE@が公式アカウントに劣る点を挙げるとすれば、芸能人・アーティストの公式アカウントでの活用が多い「ON-AIR機能※1」が使えないことや友だち数の上限が1万人に設定されていることです。
※1 ON-AIR機能:ラジオのオンエアのような状態で、友だちから意見・質問・メッセージを受信できる機能。
ただし、公式アカウントでの活用方法として多いLINEクーポンやチラシの配布などは、LINE@でも友だちに対して配信することができるのでそれほど機能面での差はないと言えるのではないでしょうか。
まとめ
簡単ではありましたが、LINE公式アカウントとLINE@の違いについてまとめさせて頂きました。2013年3月から1年間で有料版の登録数が11倍(約10万件)になり、LINE@で配信されたクーポンで約4割の人がクーポンを実際に使ったことがあると答えている(※2)ことからもユーザーや店舗側にとっても有効な集客ツールになりつつあります。
※2 出典元:マクロミル社・インターネット調査 (2013年7月実施/サンプル数1,036)
池袋の某ネイルサロンでは、10%OFFの年賀クーポンを350人に配信したところ、21%に あたる75人(5人に1人)が来店してクーポンを使用したそうです。また、アパレル企業での週末セール告知や雨の日での飲食店の今だけ割引セールなど、即時性のあるメッセージをユーザーに配信することで集客に成功している店舗がいらっしゃいます。
今後、さらにプラットホーム化が進むLINE。気づいたら周りの競合店舗がほとんど導入していて遅れをとってしまったということにならないために、一度試験的にでも導入を検討してみてはいかがでしょうか。
LINE@は、基本的に初期費用が無料で登録できます。(有料版あり)
Growth Engineでも、LINE@を活用した運用サポートサービスを提供させて頂いております。LINE@の詳しい媒体資料や事例を知りたいという方は、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
導入のイメージが湧かないという方は、LINE@公式のプロモーション動画をご覧いただければと思います。