WEB業界10年務めているディレクターが教えるホームページ制作会社の選び方

投稿日 : 2015/1/25(更新日 : 2017/2/4)

ホームページ制作会社の選び方

こんにちは。気づけばWEB業界で10年も仕事をしている瓦井です。

お陰様でGrowth Engineをリリースしてから、法人・個人のお客様からのお仕事のご相談、そして同業のフリーランスの方やシステム開発の方などのパートナーのご相談など、数多くのお問い合わせをいただいています。ホームページを通して、人との出会いが自然発生するというのは大変ありがたいことです。

先日、法人のお客様から雑談の中で「ホームページ制作会社って何を基準に選べばいいのかね。」というご質問をいただきました。

実際問題、一人で活動しているフリーランスの制作事務所から売上が億単位の大手企業まで星の数ほどホームページを作ることができる制作会社が実在しています。参入障壁が低い業界でもあり、そのほとんどが数人で運営している小さな制作会社であることがほとんどです。

そんな無数にあるホームページ制作会社の中から、自分の会社に合った制作会社を探すのも一苦労ではないでしょうか。

そこで、ここではクライアントと制作会社がWIN-WINになるためにも、企業のご担当者がホームページ制作会社選びで失敗しないためのハウツーをご紹介します。

ホームページ制作会社を探す前に準備すること

依頼の目的をボンヤリでもいいので決める

決めてもらうことは、「何のためにホームページを作るのか?」というのをおぼろげながらも決めていただくこと大切です。

「もっと集客を増やしたい。」「できるだけ早く作りたい」などでも構いません。自分がどんなホームページを作る目的だけでも明確にしましょう。

ホームページは「家」を建てるのと同じ

住宅購入で考えるなら、大きな家を建てたいのか小さな家を建てたいのか、注文住宅を建てたいのか戸建ての分譲住宅を建てたいのかで、相談するハウスメーカーが違うように、ホームページ制作も同様なのです。

分譲住宅のように既に出来上がったテンプレートに当て込むだけの格安業者もいれば、一人ひとりの要望を隅々まで叶える注文住宅のように細部までオリジナリティを持たせたホームページを制作する業者など、ただホームページを作ると言っても一概に全てが同じではありません。

そして、大手のハウスメーカーに依頼するのか、小さな地元のハウスメーカーに依頼するのかで悩まれるかと思います。

その場合、両社の話を聞く人もいるかと思います。

ある程度の時間の余裕があるのであれば、ホームページ制作会社もSOHOや小規模の会社から大手の会社まで一通り、一度声をかけてみるのも失敗しないための手段です。

以下は、ホームページ制作会社のタイプを簡単にまとめましたので、ご参考までに。

ホームページ制作会社のタイプ

  1. SOHO(フリーランス)
  2. 少人数のホームページ制作会社
  3. 中堅・大手のホームページ制作会社
  4. 広告代理店、広告会社

簡単に、それぞれのタイプの特徴をご紹介します。

①SOHO(フリーランス)

個人でホームページ制作の仕事を受注し、デザインからコーディングまで行います。元々は、ホームページ制作会社で務めていたデザイナーやディレクターが独立しているケースがほとんどです。個人で仕事を受けているので、一度に受けられる案件数が限られはしますが、柔軟に要望に応えてくれるフリーランスの方が多いです。

事業で上げた売上に対して所得税が課せられます。年間の売上が1800万円以上になると、所得税の税率が40%となるため法人化するケースが多くあります。時に、フリーランスの人でも法人名義で契約することができる方がいらっしゃいますが、その場合は仕事の依頼も安定して入っていると考えて良さそうです。

②少人数のホームページ制作会社

3人~10人前後の規模で運営されている会社が一番多いです。営業、ディレクター、デザイナー、コーダーと仕事の役割を分担しています。

小回りが利いて比較的安価で仕事を請け負っていただける制作会社が多いです。このぐらいの規模になると、仕事の負荷分散もできるためSOHOの方よりも比較的スピーディーにプロジェクトを進められるのが特徴です。

③中堅・大手のホームページ制作会社

売上が億単位で30人以上の製作スタッフがいれば、この業界では大手に分類されます。

ホームページ制作だけでなく、リスティング広告などの広告運用や各種WEBツールの開発を行い総合的なソリューションを提案します。私自身も約8年近く、このタイプの会社で務めていましたが、人がたくさんプロジェクトに関わるためコスト高にどうしてもなってしまいます。

しかし、その反面、指揮系統や何かの非常事態(担当ディレクターが病欠etc)が起きても、カバーできる体制が整っています。

④広告代理店、広告会社

インターネット広告やその他の広告媒体を取り扱っており、ホームページもパートナーの制作会社と連携して依頼を受けるタイプの会社です。

最後に

得意・不得意分野を理解して、誰と一緒に仕事をするかです。

会社の規模も制作会社選びの重要な要素の一つではありますが、結局のところ誰と一緒にプロジェクトを成功させたいかが大事なのではないでしょうか。

集客が得意なディレクターもいれば、デザインにはこの上ない限りこだわりを持っているデザイナーもいます。

ご自身が達成したい目的や成果に対して、一緒になって創造する仲間かどうかを見極めることがもっとも大事な要素です。

安かろう高かろうで人の価値は決まりません。

結局のところ、「誰と一緒にプロジェクトを成功したいのか。」です。

もし私が仕事を依頼する側であった場合、どんなディレクターが担当になるかで決めます。

どのようなタイプの制作会社が自分の会社に合うのかを考えることは予算やスケジュール、サービスの内容でおおよそは決められます。

しかし、プロジェクトが成功するか否かは、結局のところ実際に担当となる制作会社のディレクター次第です。クライアントと制作会社の間に入ってプロジェクトの進行管理をするディレクター選びが結局のところ肝になります。

もし、選択しが複数社で決められない場合は、「どなたが担当ディレクターになるのですか?お会いできますか?」と聞いてみてはいかがでしょうか。

会社の中である程度のキャリアを持っているディレクターが担当になるのであれば、制作会社側もきっとあなたの会社の仕事を受けたいと意気込んでいるに違いありません。

これからホームページ制作会社を探そうとしている企業の担当者の方は是非とも参考にしてくださいませ。

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KAWARAI KAZUKI
執筆者:KAWARAI KAZUKI

WEBマーケティングを通じて企業の成長エンジンとなるようサポートしているディレクターです。実現したい目的に対して、具体的なアクションプランをご提案いたします。