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皮革産業に特化したプロのアドバイザーが支援する一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の「企業支援ネットワーク」とは?
こんにちは、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の企業支援ネットワークのアドバイザーを務めていますディレクターの瓦井です。
皮革産業に携わっている企業の方は、ホームページの作成やチラシや販促物の作成に最大50万円の補助が得られる可能性があることを知っていますでしょうか?
皮革業界に携わっているのであれば、会社の規模に関わらず最大50万円分の補助金を活用できるので、利用しない理由が見つからない支援制度です。
実は私は、JLIAの企業支援ネットワーク内で、皮革業界の企業が必要とするWEBサイト制作・マーケティング・広告・PRなどの販促分野で知見を持っているアドバイザーとして認定され活動させていただいています。
今回は、JLIAの企業支援ネットワークについてご紹介していきたいと思います。
一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)とは?
皮革および皮革製品の生産・流通・貿易に関する各種施策の総合調整・技術開発・普及啓発などを実施することにより、皮革産業の総合的な振興・発展および連帯強化を図り、もって我が国産業の発展および国民生活文化の向上に寄与することを目的に、1986年に設立された総合団体です。現在、皮革関係26団体を会員として活動しています。(JLIAホームページより抜粋)
全国で26の会員団体からなるJLIAは、皮革産業に携わっている企業であれば、ほとんどが会員として入会されているのではないでしょうか。下記のように、皮革及び皮革製品の普及啓発に取り組んでいる会員団体からなるのがJLIAというわけです。
- 原材料
- 鞣製
- 皮革販売
- 靴製造・販売
- 衣料製造
- ベルト製造
- バッグ製造・販売
- かばん製造・販売
- 鞄ハンドバック製造・販売
- 手袋製造
企業支援ネットワークとは?
そんなJLIAの中で、皮革産業に携わる企業のものづくり、デザイン、マーケティング、Webサイト、海外展開などの取り組みや活動をサポートするためにできた事業が「企業支援ネットワーク」です。
企業支援ネットワーク事業は、様々な分野で活躍されている“専門家”を登録しています。ものづくりの技術伝承から海外展開や会社経営をサポートできるプロの専門家など、WEBに限らず幅広い分野の専門家が登録しています。中には中小企業診断士など有資格者もアドバイザーとしても登録しているそうです。
企業のリクエストに応じて、事業に精通した“専門家”を企業とマッチングさせ、事業の更なる成長・発展に向けてサポートするのを目的としています。
この企業支援ネットワークの最大のメリットは、なんと言っても皮革産業に携わっている企業であれば、最大50万円の補助を受けられることです。
最大50万円の補助が受けられます
企業支援ネットワークの利用者は、アドバイザー支援に要する費用(専門家謝金)の3分の1相当額を負担することが条件ではありますが、最大で50万円の支援を受けることができます。(※ 旅費を要する場合は専門家謝金及び旅費の合算額の3分の1相当額を負担)
つまり、75万円(税込)で見積もったホームページの作成費用が、実質25万円の持ち出しだけで済むことになります。随分とお得ですよね。
1年間で何度でも支援は受けることができますが、1企業あたり年間で最大50万円の支援までというのが決まっています。
細かな利用規約は、企業支援ネットワークに掲載されている利用規約をご確認いただければと思います。
誰でも利用できるの?
こんなお得な補助制度は利用しない手はないですよね。企業支援ネットワークは、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の会員団体(26団体)の会員であれば誰でも申請することが可能です。非会員の企業の場合は、企業支援ネットワークの利用審査会において業務内容の確認がありますが、会員団体に所属していなくても利用することはできます。
あくまでもこの企業支援ネットワークは、皮革産業の振興・発展を目的としていて「やる気のある団体・企業を応援」するという考えであることから、残念ながら皮革産業に携わっていない企業は支援を受けることができません。
支援が受けられる内容
企業支援ネットワークで支援が受けられる内容は以下となります。
(出典:一般社団法人日本皮革産業連合会 企業支援ネットワーク ホームページ)
ホームページの作成だけでなく、商品企画やデザイン、企業経営まで様々な専門家の支援を受けることができます。支援は、1時間につき13,000円以内1日100,000円までを限度と決められています。最低でも8日間はアドバイザーから支援を受けることができます。
アドバイザーには誰でもなれるわけではありません。
企業支援ネットワークのアドバイザーは、現在総勢100名前後登録されています。アドバイザーになるためには、その分野でプロフェッショナルであること、皮革業界に関しての知見あるなど、事務局による面談をクリアする必要があり誰でもアドバイザーになれるわけではありません。
アドバイザーの応募者は募集の度に十数人応募があるそうですが、登録されるのは1割未満であったりするそうです。以前は、今の数倍ほどアドバイザーを登録していたそうですが、アドバイザーの質を担保するために、ここ数年でアドバイザーの数を厳選しているそうです。
登録されているアドバイザーは、企業支援ネットワークのホームページをご確認ください。
利用申請の方法について
利用申請の方法についての詳細は、企業支援ネットワークのホームページをご覧ください。色々と申請書類がございます。ただし、私がアドバイザーとしてお受けする際は、申請書類はすべて作成してお渡ししています。お手間をお掛けすることはありません。
企業支援ネットワークの補助を利用する場合の流れは以下になります。当社がアドバイザーとしてご依頼を受ける際は、申請に必要な下記の①~③は不要です。
1.JLIAに問い合わせする
企業支援ネットワークの利用を行うにあたり、企業支援ネットワークの事務局に問い合わせをしてください。事業の説明や必要な資料を取り寄せます。(申請書類はホームページよりダウンロードできます。)
2.希望する支援内容とアドバイザーを決定する
希望する支援内容を決めて、利用申請書類に記入。また、「登録アドバイザー情報」を参照し、アドバイザーを選定を行います。
3.利用申請
アドバイザーと話し合いを行い支援費用とスケジュールを確定し、必要な書類に記入してJLIAの企業支援ネットワークの事務局へ申請書類をFAXします。
4.利用承認
偶数月に、企業支援ネットワークの利用審議会が開かれ、そこで承認を受けるとアドバイザーの支援を受けることができます。実際に承認後に、JLIAに費用の3分の1の金額(75万円以上の場合は、25万円以上の負担金)をJLIAに支払います。
5.登録アドバイザーの支援の開始
JLIAに一部負担金を入金後、登録アドバイザーから支援を受けることができます。支援が終了後、支援活用レポートをJLIAの企業支援ネットワークに提出し支援が終了となります。支援終了の確認が取れると登録されたアドバイザーに報酬が支払われます。
アドバイザーは1年間で13社まで支援が可能
企業支援ネットワークに登録しているアドバイザーは、1年間で支援できる企業の数が13社までと決められています。4月から始まり翌年の3月までが1年間の期間なので、4月スタートからリセットされます。
今年も支援限度いっぱいまで支援させて頂きました。4月から利用申請をご検討の方は、ホームページやお電話でお問い合わせください。企業支援ネットワークについてのご質問や活用例についてのご相談にお応えいたします。
アドバイザー支援実績
1.ホームページの新規制作の支援 (紳士靴の製造・卸)
紳士靴の製造・卸を行っているモデルシューズ様のホームページの新規制作について支援させていただきました。新橋にあるリペアショップの集客を図るうえで、どのようなホームページを作れば集客ができるのかについてアドバイス。
今後、自社ブランドであるMonModelやその他のシリーズをいかに認知させていき、ブランドイメージを表現できるホームページにするかについてデザイン面等について中心にアドバイスさせて頂きました。
株式会社モデルシューズ様 カンパニーサイト
株式会社モデルシューズ様 MonModelホームページ
2.ブランドサイトのリニューアルの支援 (革小物メーカー)
10年連続で百貨店バイヤーズ賞を受賞しているCYPRISなど、オリジナルのブランドシリーズを多数展開しているモルフォ様のブランドホームページのリニューアルや運用方法について支援させていただきました。
ブランドサイトの位置づけを明確にしながらも、コンテンツを中心にサイト訪問者が役に立つコンテンツを作るための支援を行いました。記事を作るための取材や写真撮影など、モルフォ様と目的を共有しながら進めさせて頂きました。
CYPRISのブランドサイト公開後、アクセス数も1年間で5倍近く増加して喜んでいただいております。
企業支援ネットワークのお問い合わせ
企業支援ネットワークについてのお問い合わせは、当社ホームページのお問い合わせフォーム、もしくはお電話にてお問い合わせください。